https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20190409/1554818555

ホンタイさん抽出して引用…

https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20221017/1666015440

◎表現規制反対運動の古参であるはずの高村武義氏が、
バイセクシャルで話題となったスーパーマンの息子が、
息子の名前を冠したシリーズに続くことを打ち切りだと主張して、
さまざまな角度から否定されている。

◎情報源がデイリーメールのような信頼できないものであったり、
アメコミが人気にかかわりなくシリーズ名を変えることは珍しくなかったり、
ライターのトム・テイラー氏によって公式に否定されていることが指摘されている。

◎しかし高村氏は批判する人々をブロックして、自説を維持しようとしている。
そこで情報源として提示したのも保守系WEBメディアのブライドバートだったり、
信頼できそうな媒体の記事が実際には正反対の内容だったりして、
重ねて批判されている。

◎ただし、ひとつの記事の内容を正反対に解釈したのは、
google翻訳で逆の意味になる記事タイトルだけ読んで根拠になると思いこみ、
記事本文まで目をとおさなかった可能性もある。

◎自説を維持することを優先して情報源に注意することができないことまでは、
良くも悪くも珍しいことではない。
しかし売れゆきが悪いという証拠を求めて、
提示されたAmazonのランキングが1位から17位に落ちたことを根拠として、
トム・テイラー氏が信用できないという主張はどこまで本気だろうか。

◎おおむねシリーズ作品は続刊で売れ行きが落ちるものなのに、
新作のAmazonランキングが1日だけ1位では売り上げ不振の証拠になるのであれば、
大半のアメコミシリーズは打ち切りの危機にあるはずだ。
そもそも高村氏は少し前から、差別的な表現については
資本主義市場に淘汰をゆだねる日本共産党の態度に対して、
表現規制だとして反対してきた。

◎ひとつの作品シリーズが市場で淘汰されることを望むかのような今回のふるまいは、
高村氏こそが二重基準をもちいていることをあらわしている。
このように売れゆきと作品の価値が同一ではないことは、
漫画家の森田崇氏が、おそらくエアリプで他の論点もいくつかふくめて批判している。

◎森田氏の代表作『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が外国の小説のコミカライズで、
それも一時期は打ち切りの危機にあった実体験からくる言葉かもしれない。

◎さて、ここまでは先述のように珍しい光景ではない。
高村氏が好まない表現は消すことを呼びかけたり、
ひろった画像で間違った情報を流すことは以前にもあった。

◎しかしアメコミ愛好者とのやりとりのなかで「次シリーズのイメージ画」
「次シリーズの存在を示すエビデンス」として提示したイラストが、
現行シリーズが過去につかった表紙という展開は、さすがに見ていて笑った

◎先述のインタビュー記事にイメージ画のようにつかわれていたため、
色眼鏡で見ていた高村氏は思いこみを強化してしまったのだろう。
実際は新規シリーズが現行シリーズの延長にある証拠だったわけだ。
一応、過去のイラストを新作のイメージ画に流用することがないとはいえない。
しかしそのイラスト自体が次シリーズの存在をしめす証拠になるはずもない。
しかもスーパーマンの息子とならぶ女性ヒーローも、
登場巻のAmazonレビューで話題になっているようにトランスセクシャルだ。
まさに高村氏のいう「ポリコレ路線」であろうことに皮肉を感じざるをえない。
もっとも高村氏は、新顔の男性キャラクターがバイセクシャルと
明かされたことは拒絶しつつ、既存の女性キャラクターが
男性と決別して女性と愛しあう新展開には「百合」として歓迎している。

◎スーパーマンの息子が予告段階で話題になっていた時、
一種の紹介をかねて比較するエントリをあげたが、
まさかこうも典型的な反応を高村氏がするとは予想できなかった。

◎さらに高村氏は、近年も映画化されている有名な女性ヒーローに対しては、
おそらく好みではない絵柄というだけで「こんなブス」と評して、
売れないことを当然視している。

◎高村氏は単純に、趣味嗜好で擁護したい表現と排除したい表現を選別して、
後から理屈をつけているだけなのかもしれない。
ならばそれは表現規制反対運動ではない。